康那香とTotal Care Systemの連携案 
 

TJPOは長期に渡り日本地方の産業組織の台湾との連携を推進しており、2017年から九州環境エネルギー産業推進機構(K-RIP)と連携を始め、循環経済産業における日台連携を推進しています。

2019年に日本企業Total Care System(K-RIP会員企業)と康那香股份有限公司の連携をサポートしました。Total Care Systemのリサイクル技術は紙おむつ・ナプキン等の使い捨て製品をパルプ・土壌改良剤や固体燃料等へ分解し、最終的にリサイクル製品として再利用します。九州地方において多くの実績を有しており、TJPOは台湾の不織布及びおむつメーカーである康那香のTotal Care System訪問や連携の可能性に関する商談をアレンジしました。日台双方は商談を重ねて合意に達した後、MOUを締結し、連携モデルの確認や技術及び経験を共有して、廃棄紙おむつリサイクル計画を共同で普及しています。今後は合資会社設立及び台南にて実証拠点を建設し、現地の介護施設と連携して小規模実証及び量産試作を計画しています。将来的には台湾を生産拠点とし、ビジネスモデルを全世界に展開します。

                     
 
 
 台湾三顧と日立亜太が楽迦再生テクノロジー株式会社を共同設立 
 

バイオ医薬は台湾産業イノベーション計画の重要な一環であるだけでなく、将来のグローバル産業発展の重要なトレンドでもあります。日立グループではバイオ医薬産業の発展へ早期に資源を投入し、神戸医療産業都市に「日立神戸ラボ」を設立しました。主に再生医療用の自動培養技術及び製品開発の研究を行っており、台湾における細胞治療分野の関連プロジェクトの強化を予定してます。

2019年4月に日立亜太及び日立化成は台湾三顧とMOUを締結しました。双方は日立のグローバルな細胞培養及び自動化技術を通じて、三顧の次世代ラボの建設を協力し、三顧の技術スタッフ及び病院チャネルを運用して、台湾市場の共同開拓を計画しています。

TJPOは長期に渡り日立グループとの関係を深めて、再生医療での対台連携をテーマに、台湾日立亜太(台湾における日立グループ総合窓口)との交渉を続けてきました。2019年には日立グループを重ねて訪問し、日立グループの商用iPS細胞自動培養装置への理解を深めて、台湾三顧との連携を進展させました。2021年に台湾日立亜太と三顧は「楽迦再生テクノロジー株式会社」を共同設立し、20億台湾ドルの資金調達を完成して、アジア最大の細胞培養の自動化工場を設立しました。2024年に建設を完了して生産を開始する予定です。