台湾政府は「5+2」*イノベーション産業計画推進のため、台日バイオ医薬品の日本市場への積極参入を目指し、資策会台日産業連携推進センター(TJIC)とジェトロ(日本貿易振興機構、JETRO)が連携を緊密のもと2017年8月3日「台日バイオ医薬品セミナー」を開催された。当日は約40社以上の企業が参加し、およそ82名の方がご参加いただきました。
セミナーでは、過去持田製薬に勤め、現在はジェトロの生命科学顧問である竹內一政先生と台灣微脂體股份有限公司葉總經理をお迎えし、ご講演いただきました。
竹內先生からは、日本バイオ医薬品概要と、台湾企業が日本に進出する時の要注意事項を説明していただきました。葉總經理は台湾企業が日本市場進出の際の経験談また苦労話等お話をいただきました。
資策会台日産業連携推進センター楊副主任は日本のバイオ医薬品市場は世界三位で、各企業とも国際市場への市場進出を最優先課題と考えています。TJICは台日産業の架け橋推進役として、今回のセミナーを開催し、これからも台日バイオ医薬品関係企業のプラットフォームとして、産業の交流及びに日本企業が台湾市場へ進出するときに様々な援助をさせていただきたいと思います。
ジェトロの伊藤所長からは日本政府は2020年の時は後発医薬品の使用割合を80%以上とする目標を目指して、外国企業の対日投資促進のインセンティブ政策利用を実施しているとのお話がありました。台湾の企業もこの機会を使って、日本市場に積極的に進出してほしいと思っております。
*「5+2」イノベーション計画とはグリーンエネルギーテクノロジー、スマート機械、アジアのシリコンバレー計画、バイオ・医薬、国防産業といった五大イノベーション研究開発計画と新農業および循環経済の2つの計画です。

資策会台日産業連携推進センター楊副主任の挨拶

現場交流会(左からはJETRO中井副組長、竹內顧問、TLC葉総経理)

賑わった会場