台湾経済部投資審議委員会の統計によると、2017年1月から6月まで日本から台湾への投資は金額が285百万米ドルで件數が177件です。2016年同期比で64.46%増で112百万米ドルが大幅増加しました。台湾から日本への投資は金額が109百万米ドルで件数が18件です。
この中で、大きな投資案件としては、TJPOは日新製鋼(Nisshin Steel)と結進不銹鋼工業公司と伊藤忠丸紅鉄鋼(株)との3社合弁により「台湾日新結進精密不銹鋼(股)公司」を設立し、2017年1月に25百万米ドルを投資したことをサポートしたことがあげられます。日台の優位性を組合わせ、新興市場において自動車やIT機器分野を中心とする高品質なステンレス精密圧延品を求める顧客のニーズに応えております。また、日本最大規模eコマースプラットフォームである楽天株式会社が2008年に台湾子会社を設立に以来、台湾ビジネスをサポートし国境を越えてビジネスの発展に貢献しています。現時点(2017年)まで楽天グループは何度も台湾への増資を繰返しています。
台湾財政部統計処の資料によると、日台間の貿易輸出入額は2017年1月から6月まで台湾から日本への輸出額が前年同期比4.7%増の9,813百万米ドルとなり、台湾全体の輸出総額の6.6%となりました。(中国大陸/香港含み39.8%、アセアン18.8%、アメリカ11.8%、ヨーロッパ9.4%に次いで5位です。)日本から台湾への輸入額が前年同期比8.5%増の20,537百万米ドルとなり、台湾全体の輸入総額の16.4%となりました。(中国大陸/香港含み19.1%に次いで2位です。)
全体的に見て、台���は日本にとって第4位の貿易パートナーで、日本は台湾にとって第3位の貿易パートナーです。双方の貿易は安定的に成長するトレンドを維持しています。双方輸出入の項目から見ると半導体及び機械設備がメインですが、詳細項目が異なっています。これで日台間は情報通信と電子産業において、相互補完関係を持つことを示しています。また、世界経済の中心はだんだん南アジア及び東南アジアへ移動していくにつれ、日台企業が共同で新興市場のビジネスを開拓にいけるものと思われます。